RINEARNでは先日、関数電卓「RINPn(りんぷん)」の最新版 Ver.1.0.2 をリリースいたしました。この記事では、その詳細をお知らせします!
RINPn(りんぷん)は、PC用の関数電卓ソフトです。オープンソース開発で、誰でも無料で使用できます。開発言語は Java で、Windows や Linux 等の複数OSに対応しています。
RINPn は、初見でも扱いやすいシンプルな画面デザインを採用しています。
それでありつつも、式全体を入力して計算したり、変数・関数を使用したり、関数を自分で定義したり、さらには数値計算プログラムを書いて実行したりと、かなりパワフルな側面も備えています。
より詳しく知りたい方は、ぜひ下記公式サイトへアクセスしてみてください! 公式サイトのトップページから、ワンクリックですぐにダウンロードも可能です。
ここからは、今回のアップデート内容をご紹介します。
RINPn では既に述べた通り、計算式の全体を入力して計算できます。そして、入力した計算式をクリアするには、これまで以下のような4通りの方法がありました:
そう、つまりなんと、いままでは「 PCキーボードのどれかのキーを押して一発で消す 」という方法が無かったのです! 計算実行は Enter キーでできるのに…
そこで今回から、キーボードの左上にある「 Esc 」キーを押すと、計算式が一発でクリアされるようになりました!
今回のアップデートでは、内蔵スクリプトエンジン(Vnano)のアップデートなどの地味な内容も含んでいますが、ユーザー目線からよく分かる更新はこの一点のみです。
さて、ここからは余談です。今になってみれば、これは最初からあって当たり前の機能のようにも思えますが、そもそもなぜ今まで無かったのでしょうか?
それは、作者自身(つまり私)の意識の盲点にはまり込んでいて、無い事に全く気付いていなかったためです。自分でもびっくりです。
そして最近、RINPn をご使用いただいている方から「どのキーで消すのですか?」とお問合せをいただき、「えーっと どのキーだったっけ…」と探してみると、なんと無かった!
RINPn は私自身でも結構使っているソフトなので、「そんな馬鹿な…」と思いつつ、いつもどうやって消していたのか(手が覚えている操作を)確認してみると… どうも私自身は、無意識的に Ctrl+A → バックスペース(または Ctrl+X)のコンボで消していたようです。
実は私自身、振り返ってみると、様々なソフトで入力欄の全消去は上記のコンボで行うクセが付いてしまっていて、 もう 「全消去」と思うだけで無意識的このコンボを打ち込む感じの体 になってしまっていたのでした。
そのため、今まで無い事にすら気づかないまま、今回お問合せをいただいて、ようやくヤバい不便さが残っている事に気づいたというわけです。で、早速実装してリリースしたのが、今回のバージョンです。
今回のアップデートについてのお知らせは、以上の通りです。
素晴らしい指摘をしてくださったユーザー様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
RINPn についての情報は、またこのコーナーにて随時お知らせしていきます!