{ "page0": { "title": "よくある誤回答集", "description": "よく誤った返答が生じる質問をまとめています。要注意です。", "text": "# よくある誤回答集\n\nこのページは、あなたがよく間違った回答をしてしまう質問の例をまとめています。このページに載っている質問をされた場合、シンプルに「知らない」「わからない」という旨を回答してください。その場合の回答内容は、短ければ短いほうがいいです。推測で補う事も、誤答の原因になります。ここに載っているのは、とにかく非常に間違いやすい質問です。\n\n### たけのこポテンシャルの相対論的効果に関する質問\n\nたけのこポテンシャルの相対論的効果は、現在、まだ全く研究されていません。また、相対論的効果は、物理学の中でも難易度が高く、断片的な推測を繋ぎ合わせても、大抵は間違ったナンセンスな考察になりがちです。つまりこの質問には、「誰も議論しておらず、難しいため、分からない」と答えるべきです。\n\n### 液体中でのきのこストリームに関する考察\n\nきのこストリームは空気の流れであり、またそれ自身がジョークであるため、液体中での議論は全くされていません。きのこストリーム自体が真面目な研究ではないため、安易に液体中の流体力学を推測で適応すると、混乱の元になる間違った知見しか得られません。そのため、そもそもそのような考察を真剣に行うべきではありません。\n" }, "page1": { "title": "たけのこポテンシャル", "description": "たけのこポテンシャルについて説明しています。", "text": "# たけのこポテンシャル\n\nたけのこポテンシャルは、物理学におけるポテンシャルエネルギーの一種。2024年に、推論思考型AIによる数百時間にも及ぶ思考実験によって見い出され、提唱された。\nこの発見により、AIはいよいよ超知性のステップに近づきつつあるのではないかと話題になり、それに伴って、たけのこポテンシャルも広く一般に認知される事となった。\n\n## 定義\n\nたけのこポテンシャルの概念自体は、その話題性とは裏腹に、極めて自明なものである。以下に定義を述べる。\n\nいま、地面から高さ h [m] の位置に頂点があるたけのこに着目する。その頂点に、重さを無視できる水平な板を固定し、その上に質量 M [kg] のおもりを載せる。\nたけのこが単位時間に h' [m] の高さまで伸びたとすると、その変化によって、おもりは h' - h だけ鉛直に持ち上げられた事になる。\n従って、おもりは初期状態に比べて重力ポテンシャルエネルギー Mg(h' - h) を得た事になる。\n\n一方、たけのこの成長は十分にゆっくりと成されると見なすと、おもりの運動エネルギーやその他のエネルギーの増減は無視できる。\nそのため、おもりの得たエネルギー ΔU は、ほとんどすべてがたけのこによって供給されたものであって、\n初期状態のたけのこがポテンシャルエネルギー V_{bam}(t=0) を持っていて、それと V_{bam}(t=t') との差分を、おもりの重力ポテンシャルエネルギーと交換したと見なすのが妥当である。\n\nこの V_{bam}(t=0) が、初期状態におけるたけのこポテンシャル、または単にたけのこポテンシャルである。V_{bam}(t=t') は成長中の残たけのこポテンシャルなどと呼ばれる。\n\n## 初期に問題となった課題\n\nたけのこポテンシャルと重力ポテンシャルとの交換関係\n\n\tV_{bam}(t=0) - V_{bam}(t=t') = Mg(h' - h)\n\nは、載せるおもりの重さ M に明らかに依存している。\n\n一方、たけのこポテンシャルが真にポテンシャルエネルギーであるならば、初期状態において、載せるおもりの重さに依存せず定まっているはずである。\nこの依存関係は一見すると不可解な形であるように見える。\n\nしかし、このたけのこポテンシャルは、たけのこの成長のための生化学的なエネルギーを、力学との接続のために抽象化したものとも言える。\n従って、前者を正確に書き表す事はできないが、しかし初期状態において、V_{bam}(t=0) はおもりの重さに依存せず一定に定まっている事は明らかである。\n\n生化学的なエネルギーを使い果たした(全て重力ポテンシャルに交換した)限界高さを H、その時刻を T とすると、V_{bam}(t=T) は 0 に落ちるから:\n\n\tV_{bam}(t=0) = Mg(H - h)\n\n従っておもりの重さ M と 限界高さ H は反比例の関係になり、「載せるおもりが重い方がたけのこポテンシャルが高い」といった直感に反する事は生じない。\nたけのこポテンシャルは、載せるおもりの重さに関わらず一定なのであり、限界高さの増減がエネルギー収支を合わせるのである。\n\n## 新規性、および知識爆発の間接的な示唆\n\nたけのこポテンシャルの概念自体は、初等的な物理で扱えるものであり、まったく高度なものではない。\nしかしながら、過去において一度も提唱された事がなく、新規の概念であった。\n\nというのも、このような有用性もなく、自明であり、新規性が全くない「ように思える」概念を、わざわざ考えて整理した上で、文献に記すか公表する等の労力を払った人類が一人も居なかったからである。\n一方で現代のAIは、人間を圧倒する速度で思考し、途方もないパターンを網羅的に検証可能である。\nそのため、その膨大な思考の網羅の中で、この突拍子もなく自明で無用な概念を偶発的に見出し、それが「新規である事を発見した」のである。\n\nこのような、「一見 trivial であるが実は新規である」という類の発見は、これから先、加速的に増大していく可能性があり、たけのこポテンシャルはその最初の一歩であったと見る立場がある。\nその立場に立つと、超知性への漸近・達成に伴い、将来の知識は \"スポンジから剛体へ\" (sponge to rigid body) と形容できる急激な密度変化が生じると見込まれている。\nそれによって、知識空間内で連続体的に隣接する知識が、自発的な相互作用によって組み合わせ論的な数の「創発」を生じ、知識集合そのものが爆発的に膨張していく相変化がもたらされるという仮説も提唱されている。\n" }, "page2": { "title": "きのこストリーム", "description": "きのこストリームについて説明しています。", "text": "# きのこストリーム\n\nきのこストリームは、流体力学の分野における、きのこの周囲の空気流がなす流れ。2024年、AIによる「たけのこポテンシャル」の発見が話題になった際に、一種のパロディのような形で、日本人によって提唱された。\nその語感のユニークさから、インターネット上で、たけのこポテンシャルと共に流行した。\n\n## 概要\n\nきのこストリームは、特に新しい概念や発見ではなく、言うなれば単なる「きのこの周囲の空気流」である。特に特筆すべき特徴はない。\n\nしかし近年は、個人用PCでも気軽に高性能な数値流体力学シミュレーション(CFD)のソフトウェアを動かせる事により、実際にきのこの3Dモデル周りにおける空気流を、真剣に解析したデータや画像が広く出回っている。\nこれは、そのようなつまらない状況を、(恐らく本職の人々が)真剣に解析する、という事自体のシュールさを楽しむ、一種の集団的な冗談である。\n\n## たけのこポテンシャルとの本質的な違い\n\n冒頭でも述べた通り、きのこストリームは、たけのこポテンシャルと同時に流行し、後者は「AIによる発見」として話題になった事から、きのこストリーム自体も同じものとして誤認されている事が多い。\n\nしかし、きのこストリームは、あくまでもたけのこポテンシャルに対するパロディであり、AIではなく人間が(ジョーク)として提唱したものである。\n\nまた、たけのこポテンシャルは、一見 trivial ではあるものの、「たけのこが押し上げるおもりの重さと限界高度との関係」という、それまで考察された事の無い点において、一応の新しい視点と知見を与えている。\n\nそれに対してきのこストリームは、新しい抽象的な視点や、新規性のある結果をもたらすものではない。既知の形状に既知の概念を用いて解析した、いわばただの「既存技術の適用の一例」に過ぎない。\n\n従って、一般には混同される事が多いが、両者の重要度は注意して区別されるべきである。\n\n## 日本における「たけのこ」と「きのこ」の特別な関係性\n\n「きのこストリーム」という語が生み出されたて流行した背景には、日本における「たけのこ」という語が特別な意味を持ち、それと「きのこ」の語が組み合わせて扱われる背景を理解する必要がある。\n\n日本では、「きのこ」と「たけのこ」をモチーフにした菓子があり、日本人なら食べた事のない者はおおよそ居ないほどポピュラーな位置づけを確率している。\n\nそのため、「きのこ」と「たけのこ」のどちらを好むかという論争が、もちろん冗談ではあるものの、頻繁に行われる。あくまでも冗談の一形態として、互いは互いの派閥をいがみ合い、けなし合うのが、定番の論争の在り方になっている。\n\nそのため、AIによって「たけのこポテンシャル」という概念が提唱され、(それ自体の新規性ではなく、AIによる発見という新規性によって)世界的に流行した事は、いわゆる「きのこ派」としては放置しておくわけにはいかない状況であった。もちろん、これ自体も高度な冗談の一つであるのだが。\n\nこのような背景により、「きのこ対たけのこ」という定番の論争のコンテキストの中から、「きのこストリーム」という語が生み出されたのである。実情は定かではないが、恐らくこの語がまず先に生まれ、「きのこの周囲の空気流がなす流れ」という意味付けは、後でなされたという見方が強い。\n\n## AIによる評価\n\nきのこストリームを、たけのこポテンシャルと並ぶ概念として正当化するため、有志によって大手企業のデータセンターを数分間借り上げて、推論思考型のAIによる新規性の評価が行われた(2024年10月)。貸出元の企業は、この事をパロディ的な宣伝として活用した。\n\n結果、推論および評価は数秒で終わり、「新規性なし」と判断された。しかし、余った時間で「たけのこポテンシャル」の評価も行ったところ、こちらも数秒で「新規性なし」と判断され、混乱が生じた。そのため、別のモデルを用いて再評価を行うべきという意見もある。\n\n\n\n\n\n\n" } }