ソフトウェアをうまく起動/使用できない際の対処方法
ここでは、RINEARNのソフトウェアを上手く起動/使用できない場合について、対処方法をまとめています。
最近、「 親階層に日本語名のフォルダが含まれている場合の起動失敗問題 」が発生しています。該当する場合はご一読ください(回避可能です)。
ダウンロードしたZIPファイルの展開が、エラーで止まってしまう場合
(Microsoft® Windows® をご使用の場合)
ソフトウェアは複数のファイルやフォルダから構成されていますが、 配布時には1つのZIPファイルとしてまとめられており、ダウンロード後に「 展開(解凍) 」を行う必要があります。 その際に、 「問題を引き起こす可能性のあるファイルが〜」などのエラーメッセージが表示され、 展開処理が途中で中止されてしまう場合があります。
そのような場合は、ZIPファイルを右クリックして「プロパティ」を選択し、 プロパティの画面の下にあるセキュリティ項目の「許可する」にチェックを入れて「OK」で閉じてください。 その後、再びZIPファイルを展開すると、今度は正常に全て展開できるはずです。
なお、この現象は、インターネット上などから入手した不明なプログラムを安易に実行しないための、OSのセキュリティ機能によるものです。
javaコマンドが使用できない等のエラーが表示される場合
(Linux® 等をご使用の場合)
Java®言語製のRINEARNのソフトウェアを、 Linux® 等の Microsoft® Windows® 以外のOSで使用する際は、以下のように、ソフトウェアのJARファイルをコマンドラインからjavaコマンドで実行する必要があります:
その際、javaコマンドが使用できない等のエラーが表示される場合は、PCにJava実行環境(JRE)を導入する必要があります。 この手順はOSの種類によって異なりますが、apt が使用できる場合は:
で入手可能なものの一覧を確認した上で、
または
sudo apt install openjdk-?-jre (「?」の箇所にはバージョンの数字が入ります)
などで恐らく簡単に導入できます。他のものでも構いませんが、RINEARNのソフトウェアが動作しないものもあります。 (※末尾に -headless が付いているものでは動作しないので、付けないようご注意ください。)
実行中にメモリー容量が不足する場合
(Microsoft® Windows® をご使用の場合)
Java®言語製のRINEARNのソフトウェアの場合、使い方によってはそれなりに多くのメモリーが必要になり、デフォルトのメモリー容量設定では不足する場合があります。
もし実行中にメモリー不足などでエラーメッセージが表示される場合、 Microsoft® Windows®をご使用の方は、「 メモリー容量設定.bat(バッチファイル) 」をダブルクリック実行して設定してください。
実行中にメモリー容量が不足する場合
(Linux® 等やその他のOSをご使用の場合)
Java®言語製のRINEARNのソフトウェアの場合、使い方によってはそれなりに多くのメモリーが必要になり、デフォルトのメモリー容量設定では不足する場合があります。
もし実行中にメモリー不足などでエラーメッセージが表示される場合、 Linux®やその他のOSをご使用の方は、以下の例のように、java コマンドに -Xmx オプションでメモリー容量を指定できます:
java -xmx3g -jar (ここにソフトウェアのJARファイル名) (3GB使う場合)
環境依存の起動失敗例
(Microsoft® Windows® をご使用の場合)
その他、ご使用の環境に依存して、起動に失敗してしまう場合があります。 これはケースバイケースで複雑なのですが、既知のパターンと解決策は、以下のような具合です。
親階層に日本語名のフォルダが含まれている(最近のバージョンで発生)
RINEARNのソフトウェアの多くはJava®言語製で、実行にOpenJDKベースのJava実行環境(JRE)を用いています。 その事情で、最近のバージョンでは、「親階層に日本語名のフォルダを含む場所」にソフトウェアを配置すると、起動に失敗してしまう場合が報告されています。
根本的な問題解消のためにはOpenJDK側の更新を待つ必要があるため、とりあえずの暫定的な回避策として、 親階層に日本語フォルダを含まない場所にソフトウェアを配置してみてください。
PCに古いバージョンのJava実行環境(JRE)がインストールされている
上述の通り、Java言語製のRINEARNのソフトウェアの実行にはJREが必要です。 JREは、少し前までは、PCに単体でインストールしてご使用されている方が多かったのですが、 最近はJava言語側のリリースモデル変更により、単体インストールは推奨されない方式となりました。
そのため、最近のRINEARNのソフトウェアでは、ご使用のPCにJREがインストールされていない場合には、 ソフトのフォルダ内に配置したOpenJDKベースのJREを利用して起動するようになりました。 一方で、PC内にJREがインストールされている場合には、標準ではそのJREを利用して起動するようになっています。
ただ、もしPC内にJREがインストールされていて、そのバージョンがかなり古い場合は、 RINEARNのソフトウェアを動作させるには古すぎて、起動できない場合があります。 そのような場合は、同梱の「 UpdateJRE_JREの更新.bat 」を実行して、 最新のOpenJDKベースのJREを利用して起動するよう再設定してください。
なお、この操作を行っても、PCにインストールされているJREが上書きされたりする心配はありません。 (OpenJDKベースのJREはRINEARNのソフトウェアの jre フォルダ内に配置され、そのソフトウェアの実行のためだけに使用されます。)
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