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初記事テスト(このホームページを構築しながら)

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えー、初記事テストです。

これは初記事投稿のテストです。
読めるかな?




あ、ちゃんと表示されましたね。少し設定ファイルと格闘苦戦しましたが、やっと表示できました。


えっとですね、今このホームページのこの記事コーナーを、まさに作ってる最中なんですよ。
その表示検証用として、何か記事が一枚だけ必要で、それがこの記事で。まぁ今書き足しながらテストしてます。



で、とりあえずテスト用にある程度の長さの記事が欲しいんですが、ちゃんとネタが浮かんでから練って書く記事ではないので、何を書けばいいか迷ってます。ネタがない。どうしよう。 まぁ適当になんかダベりながら書きますか。



そうそう、このホームページのデザインコンセプトが「2000年風」なのは他でも述べている通り。

で、この記事コーナーも、なるべく「2000年頃の個人ホームページの記事や掲示板の雰囲気」を再現したかったんですが、どうでしょう? ページ先頭付近とか、結構「ぽい」でしょ?

なんか昔のネット掲示板とか、懐かしの携帯小説とか、いかにも「あの時代の存在っぽい」ですよね? そう思ってもらえたら大成功です。

…まぁ25年前なんで、当時のネット住民の比率は、今はもうそんなに高くないかもしれませんが。スマホネイティブ世代には逆に新鮮かもしれませんね。 「雑エモい」みたいな。 そう、昔のインターネッツってなんか今振り返ると妙に「雑エモい」んですよ。まぁただの懐古の錯覚かもしれませんが。



…うん。

まぁそんな感じです。



…ネタが無ぇ。何話そう。







あ、そうだ、このホームページを作ってる作業の話でもしましょうか。今その話したらまさにリアルタイム感あるし、それは今しかできないし。

私自身も将来読み返した時に「懐かしいなぁ」ってなって感慨深そう。いいなそれ、それでいきましょう。




えー、まずこのホームページはですね、デザインこそ2000年風を目指しているんですが、製作過程は結構新しい技術トレンドを取り入れて作ってます。勉強も兼ねて。

具体的には、ChatGPTで先月(2025年8月)登場したばかりの最新AIモデルである「GPT-5 Thinking」さんに手伝ってもらって、 静的サイトジェネレータの「Eleventy (11ty、イレブンティ)」 っていうやつを使って構築しています。



「静的サイトジェネレータって何ぞや? 11ty って何がおいしいの?」とかは、知らなくて興味あるWeb界隈の人はググれば一瞬で出てくるし、そうじゃない界隈の人にはたぶん何言ってるか絶対伝わらないと思うので、ここでは割愛します。
( 代わりに、Zenn に素晴らしい11tyのレビュー記事があったのでそのリンクだけ張っておきます。使う際も参考になる記事。感謝です。)


一般層にとって面白い話はそっちじゃなくて、たぶん 「AIさんと一緒にWebサイトを作る」っていう体験の作業過程の方じゃないかと。


いやーもう、時代は変わりましたね。すごいですよ。

詳しいし、優しいし、こっちの意図を読んで的確にガイドしてくれるし。めっちゃ心強い。


まずですね、最初は漠然とイメージを伝えて相談するんですよ。そしたら、大まかな案を練ってバーッと道筋を立ててくれる:

まぁまぁ的確ですよね(※ AIが関西弁なのは、そのほうが話しやすいからそう設定してます)。


でもまぁ、さすがに初期案のまま即採用ではなく、「ここはこうしたい」みたいな意見も浮かんでくるはず。

例えば:

などなど。


そういう部分を伝えつつ、加えて自分のスキルセットや、サーバ的に対応可能な環境とかも伝えていく。

例えば:


そういう、まぁ普通に打合せですね。 AIと腹を割って話し合って、目線や思考をシンクロさせる(重要)。人間相手の場合と同じです。


その結果、要件とのマッチ具合や最近のトレンドに基づいて、 AIさんが提案してくれた最有力案( “推し” by AIさん)が、静的サイトジェネレータ(SSG)の Eleventy というわけです:


いいね、じゃあその方向でいこう! って合意に達したら、環境構築方法や最小構成のコード例とかを吐いてくれる:



まぁこんな感じで、基本AIさんのガイドに頼って進めていくと、ホームページの基盤がちょっと異様なペースでできていきます。

速えぇなおい、ついさっき話しかけた所だぞ、っていう。


Eleventy とか使うの完全に初めてなのに、もう早くもブラウザ上にページとか表示されちゃってるわけです。あっという間に。このあたりで、本当に時代は変わったなぁって思いましたね。



で、そうなると次の段階として、細かいカスタマイズとかしたくなるわけですよ。

そして従来なら、こういうツールやフレームワークの類を使う場合、そういうカスタマイズについて調べるのに結構な時間がかかったものでしたよね。

なんか色々とググるキーワードを変えて、英語のサイトのどっかに書いてある誰かの経験談に辿り着いたり。 んで「あーこれ微妙に趣旨が違うわ」ってなって、また放浪してどっかに辿り着いたり。 何か一か所カスタマイズする度に、そういう「小さな旅」みたいなものが必要だった。



でもそういうのも、もう聞いたら意図を汲み取ってストレートに教えてくれるし、なんなら仮実装のコードまで書いてくれる(超ありがてぇ):

ちなみに上に貼った相談は、まさに今あなたが読んでくれている、このページのURLを決定づける処理に関する相談ですね。つまり、まさにここを作ってる現場の1シーンです。

その表示サンプルとして、今この記事を書きつつ現在進行形で作業してる、というわけです。読んでいてリアルタイム感あるでしょ? あったら嬉しい。



で、さすがに色々と実践的にカスタマイズを進めていくと、あちこちでエラーや不整合が生じたりはします。

しかしそういうのも、人間側で修正作業を全て強いられるわけではなく、AIさんにエラー内容を伝えながら一緒に議論や修正していく感じです。 ペアプログラミングに近いノリですね:

ただ、提案してくれる修正案や原因予測がナンセンスな事も結構あるので(特に原因の可能性が広範囲に及ぶ場合)、 そういう場合は「たぶんそうじゃない。なぜなら~」みたいに逆ガイドする必要はあります。

デバッグ作業って学習データが少ないからかな?

あと、さすがに今時のAIさんでも、まだ 全知全能のごとく未来のステップまでを全て見通せるわけではなく、ある程度進めてから 「どうもこの方針は筋が悪いのでは…?」 みたいな空気になって、議論した上で、結局だいぶ前のステップに戻って方針を修正する事もあります:

上の例なんてまだかわいいほうで、例えば 何かの挙動を修正するために、結構大々的にあちこちのスクリプトとか構成ファイルとかを書き換えて、 思うように機能しないのでさらに追加であちこち書き換えて、 んで最終的に 「処理タイミング的にこの方針は無理ゲーでしたね、これらは一旦ぜんぶ元に戻しましょう。」 みたいになる事もしばしば。

まぁ人間だとあるあるパターンなんですが、現状ではAIもそういう人間みたいなレベルの部分がまだまだあるわけで、そこも含めてペアプロ(ペアプログラミング)っぽいですね。




で、こんな風に「今のこの方針、筋が悪くない…?」みたいなのを感じ取って、軌道修正を提案するのって、今はまだ人間側が積極的に担うべき役割かなって感じました。

というのも、現在のAIさんって、知識としてはクリーンな作法やベストプラクティスとかを既に十分よく知っているんですよ。でも、一緒に作業すると、ついついその場の課題を直球で解決する方向に、アクセル全開になりがちな印象で。


なので逆に一歩引いて、「この方向はそもそも筋が悪くないか?」みたいにAIさん側から言及してくる事はかなり少ない。 一応あるのはあって、特に、「今の方向は筋が良いか悪いか」を質問として聞いたら、「悪い」って答えてはくれるんですよ。 でも自分からは言わないし、そうやって程よくクールダウンさせないと、自ら筋が悪い直球解決な方向にガンガン進んでいってしまいがち。




これは、一番大きい原因はやっぱり、今のAIがそういう方向にトレーニングされてるからなんですかね? なので私はもう少し、「ズバズバと忠告や文句を言ってくれるAI」を欲してたりするんですが。 そういう奴も登場してほしいな。




あと、やっぱり空間的・時間的・可能性的な広がりに対する意識のアンテナの張り方が、人間の脳と、Transformer(※) ベースのAIでは質的に異なるんでしょうかね?
(※: Transformer = 今時の対話AIの頭脳みたいなものの基礎構造)

Transformerはそもそも末端の入り口の構造が、「文脈の中で Attention を張る」っていう構造ですからね。 そっから多層ニューラルネットの中で、どこまで広がった空間/時間/可能性の経路に入力が伝搬して “考えて” いるのかは謎ですが、 やっぱりどうにも会話の文脈の近傍にだいぶ強くトラップされてしまってる感を、今もまだ随所で感じますね。 そういう入り口構造のシステムで学習したものはそういうネットワークになるのか。

精度を出すためにパラメータ(特に乱雑さやバラエティの強弱に関する)の標準値がそういう方向になってる、という側面も強そうですが、でも逆にそれは、精度を出そうとするとそうなっちゃう、という事でもある。



人間はもうちょっと、意識のフォーカスの精度と範囲のバランスが動的で、フォーカスの形も綺麗な同心円状ではない印象で。アメーバみたいにもにゅもにゅ動く。 で、特に局所最適の峠をだいぶ越えた先にある、遠方領域の概念や思考(しかし実はその時の話に重要)が、なぜか突然トリガされたりもする気がします。 例えば、風呂入っている時とか休憩中とかに「ピコーン」って降ってくるアレとかまさに典型例ですね。 あのピコーンが一切無しで、一定以上複雑なものを全体最適な設計に落とし込めるか?って考えるとなかなか難しい気もする。

まぁ、単に規模やトレーニングの問題で解決されちゃう程度の性質かもしれないですし(そんな気もする)、AIチーム編成のちょっとした工夫とかでもカバーできる話かもしれませんが(突拍子もない事を言うヤツを一匹ぶち込んどくとか)。どうなるんでしょうね。今後は。




ともあれ。現状ではまだ、人間がそういう「メタな視点での舵取り役」とか、「風呂で突然降ってくるピコーンを受信する役」みたいな事をした方がよさそうっていうのは、ちょっと嬉しい事でもありますよね。

やっぱりAIが完璧に全知全能になって、自分がオワコン化しちゃうのって、少し寂しいですからね(楽にはなるだろうけども)。




まぁ、AIは異様なペースで進化し続けていますし、ここで書いた話も、数年後に読み返すと失笑するレベルかもしれません。 果たして私も、いつまでこういう作業で存在意義を発揮し続けられる事やら。

ただ、少なくとも現在の所は、AIと人間はまだ互いを補い合う必要がある状況で、なので人間側にも基礎知識や経験というのは「まだ」重要なのは確かで。ちゃんとしたものをちゃんと作るには。


で、「基礎知識」については、そもそもAIと人間がスムーズに会話して目線や思考をシンクロさせるという最重要アクションに必須なので、今後も重要性は落ちないんじゃないかな?って思ったりします。

というかむしろ、基礎知識さえあればAIが応用領域まで一気にアシストしてくれるので、基礎知識を学ぶコスパは逆に増えるかも?

…みたいな話をつい先日、友人ともしました。そうそう、そうだよねぇ、みたいな感じになった。基礎知識が不要にはなんない、むしろ価値とコスパ上がるよね、みたいな。



今回もそれを強く感じましたね。 実は私はWebが本業ではないので、こういうWeb系の知識はまぁ基礎~たかだかセミプロ以下程度のレベル(年季だけは入ってるがガチプロには全然及ばない) なんですが、AIにアシストされて新しいツールをゴリゴリ使えました。

でも仮にこういう系の基礎知識が全く無かったら、そもそもAIが何言ってるかわからなかったはずで、デバッグも効率的にできないし、まして「なんか筋が悪そう」とかの判断なんてできないので、途中で詰んで投げてたかも。 あと、あまり知識が無いとセキュリティ(安全性)とかで非常に危ない事になるし。怖いし。



「そういうのも全部AIに聞いて教えてもらえばいいじゃん!」って意見もあるはずで、それ自体は全然間違いではないと思うんですが、でもそれって結局AIと一緒に「基礎知識を学ぶ」って事ですよね。 だから、基礎不要とはならない。基礎を学びやすくなった、というだけの話で。 なので結局、実践的な事をマトモにやるには、基礎を身に着ける事が必要、という構図自体はたぶん変わらない。



なので私は、AI時代になって、むしろ色んな分野の基礎を積極的に勉強してみようかな、みたいな気分に最近なってます。

基礎をある程度抑えておけば、その方面ではAIがジェット機のように、どこまでも飛んで連れていってくれそうだから。 幅広い分野の基礎知識を色々とカバーしておいたら、 多方面を飛び回って、すごく楽しい世界を味わえそう。 だって、今まで「専門外だ…(興味はあるが…)」って引いてしまっていた話や世界に、遠慮なく飛び込んでいけるかもしれないんですよ。なんでも。そんなん絶対めっちゃ楽しいですよ。

そしてそれはたぶん、AI登場前には一生かけて勉強しても到達不可能な領域だったはずなので、 せっかく今の時代に生まれたので、どうせならその領域に到達してそういう世界を存分に味わってみたい。

という事でみなさん、一緒に節操なく色んな分野の基礎を学びまくりましょう。




まぁそんな「AI時代の勉強論」みたいなのも非常に気になる今日この頃です。

もう何の話やねんって感じですが。思わぬ方向に着地したな。最近AI熱がずっと沸騰中なので、なんかもうAIについて話し始めると広がって収集つかないんですよね。つい。



…さてさて。そろそろ話を締めますか。

初記事にしてはちょっと技術的でマニアックな話になってしまいましたが、 「このホームページはこんな感じで作ってメンテしています」 という舞台裏のいい紹介にはなりましたかね?



改めて読み返してみると、今回の内容を面白いと思ってくれるのは、Web業界とか、趣味でWebサイトやってる人とか、その他エンジニア/プログラマとか、要するに 同じ穴のムジナ感が強い人達 だけになってしまった感じがしますね。



記念すべき初記事なのに、もうちょっと案を練るべきだったか…(※ 完全にアドリブで書きました)

次はなんか逆に一般層の人に面白いと思ってもらえる記事でも書きたいですね。それではまた!