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rxvesapi.system3d.renderer.
ScreenSystem3DEG クラス

[ 概要 ]
 ScreenSystem3DEGクラスは、3Dコンピューターグラフィックス・システムにおけるスクリーン座標系として使用できるクラスです。
 ScreenSystem3DEGクラスは、rxvexapi.system3d.geometry.CoordinateSystem3DEGクラスを継承しており、通常の3次元座標系と全く同様に使用する事ができます。
 座標系としての機能に加えて、ScreenSystem3DEGクラスは3DCG描画エンジンを搭載しているため、3D仮想世界の様子を自身のZ軸鉛直平面へ投射した映像を、Java.awt.Imageオブジェクトに描画する機能が用意されています。

[ 仕様 ]

基本仕様
名称 rxvesapi.system3d.renderer.ScreenSystem3DEG
概要 スクリーン座標系オブジェクト(描画エンジン搭載)
種類 クラス
継承関係 ・rxvesapi.system3d.geometry. CoordinateSystem3DEG
 |
 +- rxvesapi.system3d.renderer. ScreenSystem3DEG
インターフェイス 非実装

コンストラクタ一覧
ScreenSystem3DEG( )
デフォルトコンストラクタ

public フィールド一覧
double
x
x座標値を表します。
double
y
y座標値を表します。
double
z
z座標値を表します。

public メソッド一覧(CoordinateSystem3DEGから継承したメソッドを含む)
- 描画エンジン動作関連 -
void
disposeResource( )
全てのリソースを破棄します。このクラスが不要になったタイミングで呼ぶ事が推奨されます。3D描画エンジンは稼動時に多くのリソースを確保しますが、このメソッドを利用する事で、ガベージコレクションを待たずにリソースを明示的に破棄さたる事ができます。
void
repaint3D( )
現在の3D仮想世界の様子を、3DCG画像に描画します。描画された画像は下記の getScreenImage メソッドで参照できます。
Image
getScreenImage( )
3DCG画像を java.awt.Image として返します。3D仮想世界を変化させた場合は、repaint3D メソッドを呼び出して再描画を行ってください。
boolean
isBussy( )
3DCG描画エンジンが処理中である場合は true を、待機中である場合は false を返します。描画エンジンが処理中の状態( 描画処理が完了していない状態 )で repaint3D を呼び出しても無視されます。
- 画像設定関連 -
void
setScreenSize( int width, int height )
描画する3DCG画像のサイズを width × height に設定します。
void
setBackground( Color bgColor )
描画する3DCG画像の背景色を指定します。
Color
getBackground( )
描画する3DCG画像の背景色を返します。
void
setMagnification( double magnification )
描画する3DCG画像の拡大倍率を指定します。
double
getMagnification( )
描画する3DCG画像の拡大倍率を返します。
void
setScreenCenter( int cx, int cy )
描画する3DCG画像の中心位置を( cx, cy )に設定します。
int
getScreenCenterX( )
描画する3DCG画像の中心X座標を返します。
void
getScreenCenterY( )
描画する3DCG画像の中心Y座標を返します。
void
setNearClipping( int clip )
近距離クリッピングを指定します。
void
setFarClipping( int clip )
遠距離クリッピングを指定します。
- 描画登録関連 -
void
format( )
現在登録されている描画リクエストを全て解除します。
void
request( Element3DEG addElement )
ポリゴン要素クラスを描画リクエストします( 立体を3DCG画像に表示させるには描画リクエストする必要があります)。 引数には3次までの配列も指定可能です。
void
request( Model3DEG addModel )
立体モデルクラスを描画リクエストします( 立体を3DCG画像に表示させるには描画リクエストする必要があります)。 引数には3次までの配列も指定可能です。
void
request( Structure3DEG addModel )
構造体モデルクラスを描画リクエストします( 立体を3DCG画像に表示させるには描画リクエストする必要があります)。 引数には3次までの配列も指定可能です。
void
cancel( Element3DEG addElement )
引数に指定したポリゴン要素クラスの描画リクエストを解除します。 引数には3次までの配列も指定可能です。
void
cancel( Model3DEG addModel )
引数に指定した立体モデルクラスの描画リクエストを解除します。 引数には3次までの配列も指定可能です。
void
cancel( Structure3DEG addModel )
引数に指定した構造体モデルクラスの描画リクエストを解除します。 引数には3次までの配列も指定可能です。
- CoordinateSystem3DEGから継承した、座標系としての機能関連 -
void
add( Vector3DEG addVector )
この座標系に、引数に渡したベクトルを配置します。
void
add( Element3DEG addElement )
この座標系に、引数に渡した描画用ポリゴン要素を配置します。Element3DEG配列や、各種のElement3DEG継承クラスも配置可能です。
void
add( Model3DEG addModel )
この座標系に、引数に渡した立体モデルを配置します。Model3DEG配列や、各種のModel3DEG継承クラスも配置可能です。
void
add( CoordinateSystem3DEG )
引数に渡した座標系を、この座標系の子座標系として配置します。
Vector3DVG
see( Vector3DEG vector )
引数に指定したベクトルを、この座標系から見たベクトルに座標変換したものを返します。
Element
see( Element3DEG element )
引数に指定した描画用ポリゴン要素を、この座標系から見た描画用ポリゴン要素に座標変換したものを返します。各種のElement3DEG継承クラスに対して実行可能です。
void
setAutomaticRequest( ScreenSystem3DEG screenSystem )
実行後、この座標系にaddされる対象について、引数に指定されたスクリーン座標系に描画リクエストを自動提出するよう設定します。
doule
getOriginX( )
座標系原点位置のx座標値を返します。
doule
getOriginY( )
座標系原点位置のy座標値を返します。
doule
getOriginZ( )
座標系原点位置のz座標値を返します。
void
setOrigin( double ox, double oy, double oz )
座標系原点位置を、引数に指定された座標値( ox, oy, oz )に設定します。
void
setOrigin( Vector3DEG originVector )
引数に指定したベクトルを、座標系原点の位置ベクトルとして読み込みます。実行後におけるoriginVectorに対する操作は反映されません。
void
move( Vector3DEG dVector )
引数に指定された変位ベクトルだけ平行移動します。
void
move( double dx, double dy, double dz )
引数に指定された変位ベクトル( dx, dy, dz )だけ平行移動します。
void
spinX( double angle )
この座標系のX軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※X軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spinY( double angle )
この座標系のY軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※Y軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spinZ( double angle )
この座標系のZ軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※Z軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spin( double angle, double vx, double vy, double vz )
この座標系における、「 原点を通り、かつ引数に指定された方向ベクトル( vx, vy, vz )をもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spin( double angle, Vector3DEG directionalVector )
この座標系における、「 原点を通り、かつ引数directionalVectorに指定された方向ベクトルをもつ回転軸 」 のまわりに、引数に指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spin( double angle, double vx, double vy, double vz, double px, double py, double pz )
この座標系における、「 引数に指定された座標点( px, py, pz )を通り、かつ引数に指定された方向ベクトル( vx, vy, vz )をもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
spin( double angle, Vector3DEG directionalVector, Vector3DVG pointVector )
この座標系における、「 引数pointVectorに指定された座標点を通り、かつ引数directionalVectorに指定された方向ベクトルをもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ変換します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rotX( double angle )
親座標系のX軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※X軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rotY( double angle )
親座標系のY軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※Y軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rotZ( double angle )
親座標系のZ軸を回転軸として、引数に指定された角度だけ回転します。※Z軸の方向に右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rot( double angle, double vx, double vy, double vz )
親座標系における、「 原点を通り、かつ引数に指定された方向ベクトル( vx, vy, vz )をもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rot( double angle, Vector3DEG directionalVector )
親座標系における、「 原点を通り、かつ引数directionalVectorに指定された方向ベクトルをもつ回転軸 」 のまわりに、引数に指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rot( double angle, double vx, double vy, double vz, double px, double py, double pz )
親座標系における、「 引数に指定された座標点( px, py, pz )を通り、かつ引数に指定された方向ベクトル( vx, vy, vz )をもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ回転します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
rot( double angle, Vector3DEG directionalVector, Vector3DVG pointVector )
親座標系における、「 引数pointVectorに指定された座標点を通り、かつ引数directionalVectorに指定された方向ベクトルをもつ回転軸 」 のまわりに、引数angleに指定された角度だけ変換します。※方向ベクトルの向きに右ネジが進む回転方向を正にしています。
void
(非推奨)setAngle( double tehta, double phi, double rambda )
座標系の向きを、引数に指定されたオイラー角( θ, φ, λ )で設定します。
void
(非推奨)plusAngle( double d_tehta, double d_phi, double d_rambda )
座標系の向きを、引数に指定されたオイラー角の増分( dθ, dφ, dλ )だけ回転します。
double
(非推奨)getTheta( )
オイラー角表示における頂角θを返します。
double
(非推奨)getPhi( )
オイラー角表示における座角φを返します。
double
(非推奨)getRambda( )
オイラー角表示における回転角λを返します。
void
reOrtho( )
基底ベクトルを正規直交化します。基底ベクトルの蓄積誤差を完全排除する為のメソッドです。


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