[ 前へ | 目次 | 次へ ]
2019/10/02

小型関数電卓 RINPn(旧称リニアンプロセッサー nano)の公式ページを開設

RINPn

現在オープンソースで開発中の小型プログラマブル関数電卓ソフト「 RINPn 」の公式ページが、RINEARNサイト内にオープンしました。 今回は、その概要をお知らせします。

RINPn の公式ページがRINEARNサイト内にオープン

RINPn(発音:りんぷん)は、以前よりこのお知らせコーナーで「 リニアンプロセッサー nano 」の仮称でお伝えしてきた、「シンプル&コンパクト」を目指した小型の関数電卓ソフトです。 形は小型ですが、計算式を丸ごと入力して計算でき、各種の数学・統計関数をサポートしつつ、C言語風の記法でユーザーによる変数・関数定義もサポートするなど、 中身はそれなりに実用性を考慮して詰め込んだものになっています。

RINPnの画面

そんな RINPn ですが、現時点ではまだ正式リリースに至っていないベータ版のソフトながら、RINEARNサイト内に一足早く公式ページを開設いたしました。 より詳しいソフトの特徴なども、そちらからご参照いただけます:

RINPn 日本語版 公式ページ
https://www.rinearn.com/ja-jp/rinpn/
RINPn 英語版 公式ページ
https://www.rinearn.com/en-us/rinpn/

RINPn はオープンソースで開発しているソフトですが、 上記公式ページではより一般的なユーザーの入手&利用形態に合わせて、 すぐ使えるビルド済み版をダウンロードできるリンクも設けています。

「 リニアンプロセッサー nano 」から「 RINPn 」へ改称

ところで RINPn に関しては、以前にもこのコーナーにおいて、幾度かコンセプトや開発過程をお知らせしてきました。 ただ、冒頭でも触れた通り、その際の名称は「 リニアンプロセッサー nano 」というものでした。具体的には、以下の記事の通りです:

この「 リニアンプロセッサー nano 」という名称は、既にRINEARNにおいて「 リニアンプロセッサー 」という関数電卓ソフトを公開している事から、 その後継ではなく、キャラクターの異なる別枠扱いのものである事を表すために、名前の末尾に「 nano 」を付けたものでした。

一方で、日本語表記ではまだしも、英語表記で「 RINEARN Processor nano 」になってしまう名前は、長い上に覚え辛くてまずいのではないかという懸念もありました。 そこで今回の公式ページの開設にあわせて、英語表記を略したものである「 RINPn 」を主に使用する方針に改めました。 ( 一応は略称扱いで、正式なフルネームは RINEARN Processor nano のままですが、ドキュメントやサイト内での呼称はほぼ RINPn に統一する予定です。)

今回のお知らせは以上の通りです。 RINPn については、また開発や公開の段階(RC版や正式リリース版など)が進み次第、 このコーナーで追ってお知らせいたします。


[ 前へ | 目次 | 次へ ]

リニアングラフ3DのVCSSL用APIにカメラ制御関数を追加、回転アニメーションツールも同梱
2019年10月09日 - RINEARNでは10月9日にソフトウェアの最新版をリリースしました。VCSSLのAPI関数の追加や、リニアングラフ3Dのアニメーションツールの追加など行っています。その概要をお知らせします。

小型関数電卓 RINPn(旧称リニアンプロセッサー nano)の公式ページを開設
2019年10月02日 - 現在オープンソースで開発中の、「シンプル&コンパクト」を目指した小型プログラマブル関数電卓ソフト「 RINPn 」の公式ページが、RINEARNサイト内にオープンしました。その概要をお知らせします。

Vnanoの公式サイトがオープン、チュートリアルやAPI仕様書等も掲載
2019年08月07日 - オープンソースのアプリケーション組み込み用スクリプトエンジン「 Vnano 」の公式サイトを開設しました。チュートリアルや、スクリプトエンジンのAPI仕様書などが参照できます。その概要をお知らせします。

リニアングラフ3D/2Dが連番ファイルのアニメーションに標準で対応
2019年07月17日 - リニアングラフ3D/2Dでは、7月17日公開の最新版より、連番ファイルを連続的に読み込みながらアニメーション描画するプログラムを同梱し、メニューから標準で使用可能になりました。その概要をお知らせします。

Vnanoのスクリプトエンジンアーキテクチャ解説2: コンパイラ
2019年07月03日 - オープンソースで開発中のスクリプトエンジン「 Vnano 」のアーキテクチャを解説する連載の第2回です。今回は、スクリプトを中間コードへと変換する、コンパイラ部分の内部をクローズアップして解説します。

Vnanoのスクリプトエンジンアーキテクチャ解説1: 全体像
2019年05月28日 - RINEARNでは現在、 アプリケーション組み込み用スクリプトエンジン「 Vnano 」を、オープンソースで開発中です。今回は、このスクリプトエンジンのアーキテクチャ面を掘り下げて解説します。複数回の連載予定です。

リニアンプロセッサー nano の先行開発版やソースコードリポジトリを公開
2019年04月16日 - オープンソースで開発中の小型プログラム関数電卓ソフト、「 リニアンプロセッサー nano 」の先行開発版やソースコードリポジトリを公開しました。概要と使用方法、ビルド方法などについて解説します。

各ソフトウェアの最新版を一括でリリース、OpenJDKのJava実行環境(JRE)に対応
2019年03月06日 - RINEARNでは3月6日に、主要なソフトウェアの最新版を一括でリリースしました。今回のアップデートには、以前お知らせした、OpenJDKで生成したJREへの対応が含まれています。その概要等をお知らせします。

次回のVCSSL 3.4.10において、関数1個の挙動に非互換な修正が適用されます
2019年02月12日 - VCSSLの次回の正式リリース版3.4.10において、これまでドキュメントと実際の挙動が異なっていた描画系の関数1個に、非互換な修正が適用されます。その詳細と、使用コードでの対応方法について解説します。

RINEARNのソフトウェア向けにOpenJDKで生成したJava実行環境(JRE)の提供を開始
2019年02月06日 - Javaのリリースモデル変更への対応として、OpenJDKのjlinkツールを用いて、RINEARNのソフトウェア実行用に生成したJava実行環境(JRE)の提供を開始しました。その詳細と、今後の方針について解説します。

シンプル&コンパクトなプログラム関数電卓! 「 リニアンプロセッサー nano 」の概要
2019年01月26日 - RINEARNでは現在、プログラム関数電卓ソフト「 リニアンプロセッサー 」の派生版として、シンプル&コンパクトな方向性を目指した「 リニアンプロセッサー nano 」を開発中です。その概要をご紹介します。

この階層の目次
[ 前へ | 目次 | 次へ ]
新しいお知らせ

Exevalator 2.1 をリリース、新たに Visual Basic に対応
2024-07-28 - オープンソースの式計算ライブラリ「Exevalator(エグゼバレータ)」の2.1をリリースしました。今回から、新たに Visual Basic(VB.NET)でも使用できるようになりました。詳細を解説します。

関数電卓 RINPn(りんぷん)、Esc キーで計算式の一発クリアが可能に
2024-07-20 - 関数電 RINPn の Ver.1.0.2 をリリースしました。今回から、キーボードの「 Esc 」キーを押すと、入力中の計算式を一発でクリアできるようになりました。詳細を解説します。

Exevalator 2.0 をリリース、互換性に注意が必要なバグ修正が 1 件
2024-07-14 - オープンソースの式計算ライブラリ「Exevalator (エグゼバレータ)」の2.0をリリースしました。今回の更新では、互換性に注意を要する 1 件のバグ修正があります。詳細を解説します。

各ソフトウェアをアップデート、リニアングラフのコマンド拡張やVCSSLの英語対応など
2024-02-05 - 各ソフトの一斉アップデートの内容をお知らせします。今回は、リニアングラフのコマンド機能を大幅拡張したのがメインです。また、VCSSLのメッセージ類の英語対応も行いました。

Vnano の Ver.1.1 で実装した反復計算高速化の内側
2024-01-17 - 前回のお知らせ記事の続編です。スクリプトエンジン Vnano の Ver.1.1 において実施した高速化を、エンジン内部の実装面から掘り下げて解説します。