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起動・プロット方法

リニアングラフ2Dを起動してグラフをプロットするには、いくつかの方法が用意されています。 ご利用の用途に合わせた方法で起動してください。

単純な使用方法(インストール不要)

JARファイルをダブルクリックで起動し、ファイルをプロット

まずは、最も単純な方法で起動し、ファイルをプロットしてみましょう。 Microsoft® Windows® をご使用の場合は、ダウンロード・展開したフォルダ直下にある 「 RinearnGraph2D.jar(JARファイル) 」をダブルクリックすると起動します。

Linux® 等をご使用の場合は、上記JARファイルを右クリックしたメニューから、 Javaの実行環境で開くよう指定すると起動します。 権限などでエラーが出る場合は、JARファイルを右クリックし、 「プロパティ」→「アクセス権」の項目などから、プログラムとして実行する権限を付加してください (コマンドラインで sudo chmod +x RinearnGraph2D.jar でも可能です)。

起動後、メニューバーから「ファイル / File」 > 「ファイルを開く / Open File」 メニューを選択し、プロットしたいファイルを選択してください(「/」の後は英語モードでの表記です)。

「OPEN」ボタンでファイルを選択すると、それが上のテキストエリアに追加されます。 プロット対象ファイルを全て追加したら、「PLOT」ボタンを押して、グラフにプロットしてください。

( ※ ファイルを開くのではなく、表計算ソフト上などのデータを直接プロットしたい場合は、 表計算ソフト上でデータを選択コピーし、グラフ画面上で右クリックして 「 データの貼り付け / Paste Data 」 を選択してください。)

以下の図は、適当なファイルを1個プロットした例です。 単純な(単系列の)ファイルでは、このように赤色の点が各座標の位置にプロットされ、折れ線でつながれます。 折れ線でつなぎたくない場合は、メニューバーから「オプション / Option」 > 「線プロット / With Lines」のチェックを外してください。 同様に点が要らない場合は、「点プロット / With Points」のチェックを外してください。

ファイルを複数選択してプロットした場合、ファイルごとに異なる系列と見なされ、それぞれ別の色でプロットされます。 下図は実際に2つのファイルをプロットした例です。 なお、1つのファイル内に複数の系列を含ませる事もできます。詳細は「5. 座標値ファイル書式」の説明をご参照ください。

複数系列のグラフは、系列番号を時刻番号と見なしてアニメーションさせる事もできます。 アニメーションモードは、メニューバーから「ツール / Tool」 > 「アニメーション / Animation」を選択すると使用できます。

メモリーが不足する場合は…


ここで用いた起動方法では、メモリー使用量の上限がJava実行環境のデフォルト値に限定されるため、 ファイルによってはメモリーが不足する場合があります。

メモリーが不足すると、「メモリーエラー」や「Memory Error」などとメッセージが表示され、ソフトウェアが終了してしまいます。

その場合は、RinearnGraph2D.jar( JARファイル )の代わりにRinearnGraph2D_5.*.*.bat ( バッチファイル )をダブルクリックして起動するか、 後述するようにコマンド入力端末から多めのメモリー割り当て量を指定して起動してください。


メニューなどが英語表示になってしまっている場合は…


リニアングラフ2Dを初めて起動すると、環境によっては、メニューなどが英語表示になっている場合があります。 以下の操作により、簡単に日本語表示に設定する事ができます。

Windowsを使用している場合は、同梱されている「日本語化.bat」というバッチファイルをダブルクリック実行してください。 そしてリニアングラフを再起動すると、日本語表示になっています。

それ以外の環境では、画面上部のメニューバーから「File」メニュー > 「Save Setting」を選択します。すると設定保存画面が表示されるので、 「Language/言語」の項目で「日本語」を選択し、「SAVE」ボタンを押します。その後ソフトウェアを再起動すると、各部の表示が日本語になります。

JARファイルをうまく起動できない場合は、コマンド起動も可能

JARファイルをダブルクリックなどでうまく起動できない場合は、 コマンド入出力端末でダウンロード・解凍したフォルダ(ディレクトリ)に移動し、 以下の通りコマンドラインで起動する事もできます。

java -jar RinearnGraph2D.jar

なお、上の例では、デフォルトのメモリー容量が割り当てられますが、それでは不足する場合もあります(メモリーエラーなどと表示されます)。 その場合は以下のように -Xmx... オプションを付け、任意のメモリー容量を割り当てる事もできます。 以下の例は256MBを割り当てて起動する例です。1GBを割り当てるには-Xmx1gとします。

java -Xmx256m -jar RinearnGraph2D.jar

ただし、毎回リニアングラフ2Dのフォルダまで移動したり、長いコマンドを打つのは面倒です。 コマンドラインで常用する場合には、後に述べるように、固定場所に置いて「bin」フォルダのパスを環境変数Pathに登録すると便利です。 そうすると、どこからでも短いコマンドで起動可能になります。

それでも起動できない場合、Java実行環境(JRE)のバージョン確認や導入を

なお、この方法でもうまく起動できない場合は、ご使用のPCに Java※1 の実行環境(JRE)が入っていないか、入っていても古い可能性があります。 Windowsをご使用の場合、以下のWebページで最新のJava実行環境を入手・導入できます:

Java実行環境(JRE)のダウンロードページ URL
https://java.com/ja/
※ 64bit版OSに32bit版が入ってしまう場合は、https://java.com/ja/download/manual.jsp から64bit版を選択してみてください:

Linux等をご使用の場合、上記でも導入可能ですが、aptが使用できる場合はコマンドラインで

apt search jre
※ apt に関するエラーが出る場合は、代わりに apt-cache としてみてください。

で入手可能なものの一覧を確認した上で、選択して導入できます。導入例は以下の通りです:

sudo apt install default-jre
sudo apt install openjdk-*-jre    (*の箇所はバージョン番号)
※ apt に関するエラーが出る場合は、代わりに apt-get としてみてください。
※ 2つとも入れる必要はありません。片方のみで十分です。

導入するのは他のものでも構いませんが、リニアングラフ2Dが動作しないものもあります (末尾に -headless が付いているものでは動作しないので、付けないようご注意ください)。

インストールして使用する(Windowsをご使用の場合)

座標値ファイルのダブルクリックで自動的に起動・プロット

リニアングラフ2DをWindowsのPCにインストールすると、座標値データファイルを右クリックするだけで、自動的にリニアングラフ2Dでプロットできるようになります。 また、大量のメモリー容量を割り当てる事も可能になります。

インストールと言っても、手動でどこか適当な場所にリニアングラフ2Dのフォルダを設置しておくだけでよく、非常に簡単です。 設置したら、プロットしたい座標値データファイルを右クリックし、メニューから「 プログラムから開く 」を選択し、 そこでリニアングラフ2Dのフォルダ内にある下記のファイルを選択してください。

  • RinearnGraph2D_5.*.*.bat (バッチファイル)

起動ファイルを選択したら、「 この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う 」の項目を有効にして、 「 OK 」を押して完了します。

以降、同じ拡張子の座標値ファイルをダブルクリックすると、自動的にリニアングラフ2Dでプロットされます。 また、コマンドプロンプトなどのコマンド入力端末からも、ファイル名を入力するだけで、自動的にリニアングラフ2Dでプロットされるようになります。

コマンド起動

コマンドプロンプトなどのコマンド入出力端末のどこからでも、リニアングラフ2Dで座標値データファイルをプロットできるようにする事も可能です。

それにはまず、手動でどこか適当な場所にリニアングラフ2Dのフォルダを設置し、そしてその中の「 bin 」フォルダのパスを、 Windowsの環境変数Pathに登録して下さい。 Pathの登録手順については、 「 Windows 環境変数 path 」などとWeb検索 してください。

すると、ring2dコマンドが使用可能になるので、以下のように入力して起動できます:

ring2d    a.dat2d

この例では、座標値データファイル「 a.dat2d 」をプロットしています。空白を挟んで、複数のファイルをプロットする事もできます:

ring2d    a.dat2d    b.dat2d

インストールして使用する(Linux等をご使用の場合)

Linux等をご使用の場合にも、リニアングラフ2Dをインストールし、コマンド入力端末からいつでも使用できるようする事が可能です。 なお、ここではbash互換のシェルの利用を想定しています。それ以外のシェルをご利用の場合は、シェルスクリプトを適切な内容へ改変してご利用ください。

まずは、リニアングラフ2Dのディレクトリをどこか適当な場所へ設置してください。ここでは例として以下の場所に設置したとします。

/usr/local/bin/rinearn/rinearn_graph_2d_5_*_*/
(※5_*_*の箇所はバージョン番号です)

続いてコマンド入力端末でこのディレクトリ内のbinディレクトリまで移動し、以下のコマンドを実行してください。

chmod +x ring2d
chmod +x rinearngraph2d     (※旧版のコマンド名を使用したい場合)

最後に、ユーザーのホームディレクトリにある、「.bashrc(隠しファイル)」または「.bash_profile」もしくは「.profile」 (どのファイルが有効かはオペレーティングシステムによって異なります)をテキストエディタで開き、最終行に下記の一行を追記してください。

export PATH=$PATH:/usr/local/bin/rinearn/rinearn_graph_2d_5_*_*/bin/
(※5_*_*の箇所はバージョン番号で置き換えて下さい)

これで作業は完了です。再起動後、コマンド入力端末のどこからでもring2dコマンドが使用可能となっています。以下のように使用できます:

ring2d    a.dat2d

複数ファイルをプロットする場合は以下の通りです:

ring2d    a.dat2d    b.dat2d

背景に画像を表示する「壁紙モード」


リニアングラフ2Dには、背景に画像ファイルを表示する「壁紙モード」が用意されています。

上述のどの起動方法においても、ダウンロード・解凍したリニアングラフ2Dのフォルダ直下(RinearnGraph2D.jarと同じ場所)に 「RinearnGraph2DScreen」という名前のJPEG形式画像ファイル(拡張を含めた名前は「RinearnGraph2DScreen.jpg」)を入れておくと、起動的に壁紙として読み込まれて表示されます。
(※ Ver.5.4.48以前では、画像ファイル名は「screen.jpg」です。)

壁紙モードは、本来は長時間作業時の快適性確保のための機能でしたが、グラフ背景に解説文や矢印、基準線などを合成したい場合にも便利です。 また、別のグラフの画像を背景にして、その上に座標値データファイルの内容を重ねてプロットするなどの用途も考えられます(※余白などを除去しておく必要があります)。

※ Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

※ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

※ OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における 登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。



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