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起動・プロット方法

リニアングラフ3Dを起動してグラフをプロットするには、いくつかの方法が用意されています。 ご利用の用途に合わせた方法で起動してください。

基本的な起動・プロット方法(インストール不要)

JARファイルをダブルクリックで起動し、ファイルをプロット

まずは、最も単純な方法で起動し、ファイルをプロットしてみましょう。 Microsoft Windows※2 をご使用の場合は、ダウンロード・展開したフォルダ直下にある 「 RinearnGraph3D.jar(JARファイル) 」をダブルクリックすると起動します。

Linux※3 等をご使用の場合は、上記JARファイルを右クリックしたメニューから、Javaの実行環境で開くよう指定( 「OpenJDK〜で開く」などを選択 )すると起動します。 権限などでエラーが出る( "〜not marked as executable" などと表示される )場合は、JARファイルを右クリックし、「プロパティ」→「アクセス権」の項目などから、 プログラムとして実行する権限を付加してください。GUIから行う手順は環境により異なりますが、 コマンドライン端末で RinearnGraph3D.jar のある場所まで移動して「 sudo chmod +x RinearnGraph3D.jar 」としても実行権限を付加できます。

起動後、メニューバーから「ファイル/File」 > 「ファイルを開く/Open File」メニューを選択し、プロットしたいファイルを選択してください(「/」の後は英語モードでの表記です)。

「OPEN」ボタンでファイルを選択すると、それが上のテキストエリアに追加されます (ダウンロードしたパッケージの「SampleDataFile」フォルダ内に、いくつかサンプルファイルが同梱されています)。 プロット対象ファイルを全て追加したら、「PLOT」ボタンを押して、グラフにプロットしてください。

( ※ ファイルを開くのではなく、表計算ソフト上などのデータを直接プロットしたい場合は、表計算ソフト上でデータを選択コピーし、 グラフ画面上で右クリックして 「 データの貼り付け(Paste Data) 」 を選択してください。)

以下の図は、適当なファイルを1個プロットした例です。標準ではこの図の通り、各座標の位置に点がプロットされます。 この点の色は、座標のZ値に応じたグラデーションで色分けされています(後で説明する通り、無効化して単色にもできます)。

メニューバーから「オプション/Option」 > 「線プロット/With Lines」のチェックを入れると、下図の通り、各点が線でつながれます。

データがメッシュ形式( 「 5. 座標値データ書式 」参照 )に対応している場合は、 同様に「オプション/Option」 > 「曲面プロット/With Membranes」を選択すると、 下図右側のように各座標を四角形でつないた曲面が描画されます。

さらに「オプション/Option」 > 「テッセレーション/Tessellation」を有効化すると、下図のように曲面の座標が密に補間され、 なめらかになります。 補間の結果、面が元のプロット範囲からはみ出て切れる場合は、「編集/Edit」>「範囲の設定/Set Range」で調整してください。

ファイルを複数選択してプロットした場合は、下図左側の通り、 それぞれのファイルのデータが重ねてプロットされます。 それぞれのファイルのデータは、内部ではちゃんと異なる系列のものとして区別されているため、 色分けする事もできます。メニューバーから「オプション/Option」 > 「グラデーション(Z値)/Gradation Z」のチェックを外すと、下図右側のように色分けされます。

なお、1つのファイル内に複数系列のデータが含まれている場合( 「5. 座標値データ書式」参照 )、同様にグラデーションを無効化すると、系列ごとに色分けされます。

メモリーが不足する場合は…


ここで用いた起動方法では、メモリー使用量の上限がJava実行環境のデフォルト値に限定されるため、 ファイルによってはメモリーが不足する場合があります。

メモリーが不足すると、「メモリーエラー」や「Memory Error」などとメッセージが表示され、ソフトウェアが終了してしまいます。

その場合は、RinearnGraph3D.jar( JARファイル )の代わりにRinearnGraph3D_5.*.*.bat ( バッチファイル )をダブルクリックして起動するか、 後述するようにコマンド入力端末から多めのメモリー割り当て量を指定して起動してください。


メニューなどが英語表示になってしまっている場合は…


リニアングラフ3Dを初めて起動すると、環境によっては、メニューなどが英語表示になっている場合があります。以下の操作により、簡単に日本語表示に設定する事ができます。

Windowsを使用している場合は、同梱されている「日本語化.bat」というバッチファイルをダブルクリック実行してください。そしてリニアングラフを再起動すると、日本語表示になっています。

それ以外の環境では、画面上部のメニューバーから「File」メニュー > 「Save Setting」を選択します。すると設定保存画面が表示されるので、 「Language/言語」の項目で「日本語」を選択し、「SAVE」ボタンを押します。その後ソフトウェアを再起動すると、各部の表示が日本語になります。

JARファイルをうまく起動できない場合

JARファイルをダブルクリックなどでうまく起動できない場合は、 コマンド入出力端末でダウンロード・解凍したフォルダ(ディレクトリ)に移動し、以下の通りコマンドラインで起動する事もできます。

java -jar RinearnGraph3D.jar

なお、上の例では、デフォルトのメモリー容量が割り当てられますが、 それでは不足する場合もあります(メモリーエラーなどと表示されます)。 その場合は以下のように -Xmx... オプションを付け、任意のメモリー容量を割り当てる事もできます。 以下の例は256MBを割り当てて起動する例です。1GBを割り当てるには-Xmx1gとします。

java -Xmx256m -jar RinearnGraph3D.jar

ただし、毎回リニアングラフ3Dのフォルダ内まで移動したり、長いコマンドを打つのは面倒です。 コマンド入出力端末から常用する場合には、後に述べる方法でインストールし、 「bin」フォルダを環境変数Pathに登録した方が便利です。そうすると、コマンド入出力端末のどこからでも短いコマンドで使用可能になります。

それでも起動できない場合、Java実行環境(JRE)のバージョン確認や導入を

なお、この方法でもうまく起動できない場合は、ご使用のPCに Java※1 の実行環境(JRE)が入っていないか、入っていても古い可能性があります。 Windowsをご使用の場合、以下のWebページで最新のJava実行環境を入手・導入できます:

Java実行環境(JRE)のダウンロードページ URL
https://java.com/ja/
※ 64bit版OSに32bit版が入ってしまう場合は、https://java.com/ja/download/manual.jsp から64bit版を選択してみてください:

Linux等をご使用の場合、上記でも導入可能ですが、aptが使用できる場合はコマンドラインで

apt search jre
※ apt に関するエラーが出る場合は、代わりに apt-cache としてみてください。

で入手可能なものの一覧を確認した上で、選択して導入できます。導入例は以下の通りです:

sudo apt install default-jre
sudo apt install openjdk-*-jre    (*の箇所はバージョン番号)
※ apt に関するエラーが出る場合は、代わりに apt-get としてみてください。
※ 2つとも入れる必要はありません。片方のみで十分です。

導入するのは他のものでも構いませんが、リニアングラフ3Dが動作しないものもあります (末尾に -headless が付いているものでは動作しないので、付けないようご注意ください)。

インストールして使用する(Windowsをご使用の場合)

座標値ファイルのダブルクリックで自動的に起動・プロット

リニアングラフ3DをWindowsのPCにインストールすると、座標値データファイルをダブルクリックするだけで、 自動的にリニアングラフ3Dでプロットできるようになります。また、大量のメモリー容量を割り当てる事も可能になります。

インストールと言っても、どこか適当な場所にリニアングラフ3Dのフォルダを設置しておくだけでよく、非常に簡単です。 デスクトップでもOKですが、ずっと動かさない場所のほうが良いでしょう。

設置したら、プロットしたい座標値データファイルを右クリックし、メニューから「 プログラムから開く 」を選択し、 そこでリニアングラフ3Dのフォルダ内にある下記のファイルを選択してください。

  • RinearnGraph3D_5.*.*.bat (バッチファイル)

上のファイルを選択したら、 「 常にこのアプリを使って〜のファイルを開く 」「 この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う 」 の項目を有効にして、「 OK 」を押して完了します。 以降、同じ拡張子の座標値ファイルをダブルクリックすると、自動的にリニアングラフ3Dでプロットされます。

コマンド起動

コマンドプロンプトなどのコマンド入出力端末から、 リニアングラフ3Dで座標値ファイルをプロットできるようにする事も可能です。

それにはまず、手動でどこか適当な場所にリニアングラフ3Dのフォルダを設置し、そしてその中の「 bin 」フォルダのパスを、Windowsの環境変数Pathに登録して下さい。 登録手順については、「 Windows 環境変数 path 」などとWeb検索してください。

すると、rinearngraph3dコマンドが使用可能になるので、以下のように入力して起動できます:

ring3d    a.dat3d

※「 ring3d 」の箇所は、旧版同様「 rinearngraph3d 」としても使用できます。

この例では、座標値データファイル「 a.dat3d 」をプロットしています。空白を挟んで、複数のファイルをプロットする事もできます:

ring3d    a.dat3d    b.dat3d

インストールして使用する(Windows以外のOS)

Windows 以外の環境でも、シェルスクリプトが動作する一般的なオペレーティングシステムでは、 リニアングラフ3Dをインストールし、コマンド入力端末からいつでも使用できるようする事が可能です。

なお、ここではbash互換のシェルの利用を想定しています。それ以外のシェルをご利用の場合は、シェルスクリプトを適切な内容へ改変してご利用ください。

まずは、リニアングラフ3Dのディレクトリをどこか適当な場所へ設置してください。ここでは例として以下の場所に設置したとします。

/usr/local/bin/rinearn/rinearn_graph_3d_5_*_*/
(※5_*_*の箇所はバージョン番号です)

続いてcdコマンドでこのディレクトリ内のbinディレクトリまで移動し、以下のコマンドを実行してください。

chmod +x ring3d
chmod +x rinearngraph3d    (※旧版のコマンド名を使用したい場合)

最後に、ユーザーのホームディレクトリにある、「.bashrc(隠しファイル)」または「.bash_profile」もしくは「.profile」 (どのファイルが有効かはオペレーティングシステムによって異なります)をテキストエディタで開き、最終行に下記の一行を追記してください。

export PATH=$PATH:/usr/local/bin/rinearn/rinearn_graph_3d_5_*_*/bin/
(※5_*_*の箇所はバージョン番号です)

$PATH:以降の内容は、リニアングラフ3Dのディレクトリを配置した場所に合わせてください。

これで作業は完了です。再起動後、コマンド入力端末のどこからでも rinearngraph3d コマンドが使用可能となっています。以下のように使用できます:

ring3d    a.dat3d

複数ファイルをプロットする例は以下の通りです:

ring3d    a.dat3d    b.dat3d
※1: OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
※2: Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。この記事は独立著作物であり、Microsoft Corporation と関連のある、もしくはスポンサーを受けるものではありません。
※3: Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ その他、文中に使用されている商標は、その商標を保持する各社の各国における商標または登録商標です。


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