今回は、プログラミング言語VCSSLの英語圏対応に関する、短いお知らせです。
RINEARNでは2023年5月から、「AIの補助によって各ソフトやVCSSLのドキュメント類を高品質で英訳し、英語版ドキュメントを大幅に拡充させる」プロジェクトを進めてまいりました。
そして下記のお知らせでもお伝えした通り、主要なドキュメント類のほとんどに関しては、昨年の時点で英語版の整備が完了していました:
ただ、上記記事でも触れていますが、VCSSLのライブラリ詳細仕様書 に関しては、昨年時点でも英訳が未完了の状態でした。これは、
という事情のためです。
つまり、本件は 普通の文書を英訳するのとは、だいぶ次元が違うレベルの手間がかかる 作業で、そのため他よりもだいぶ整備が遅れていました。
しかし最近、AIが自律的な作業能力を獲得した「AIエージェント」技術の急速な進展により、上記のような作業の効率化も、かなり現実的になってきました。
まさにそのおかげで、停滞していた作業が一気に進展し、今回ようやく、VCSSL全ライブラリ仕様書の英語版の正式公開を迎える事ができました!
英訳されたライブラリ仕様書は、以下のページから参照できます:
かなり大きな Graphics3Dライブラリ までフルで英語になっているのを見ると、なんだか少し非現実的な夢を見ているような気分にもなります。 AIの進化ペースは凄まじいですが、いよいよ従来の常識を根本的にひっくり返す、凄い時代になってきましたね。
今回の英訳作業のスパート部分では、OpenAI社のエージェント環境「Codex」上で、AIモデル「GPT-5.4」さんに協力していただきました。
そして、実は RINEARN では、AIエージェントを英訳作業に使うのは今回が初でした。
というのも、英訳というのは、「機械的に日本語を英語に変換すればよい」というものではなく、逆にかなり繊細なニュアンス等に注意が必要な作業だからで、そのため慎重になっていました。そして実際に、今回AIエージェントを用いてみて、気付いた点がいくつかありました。同じAI活用英訳というテーマでも、チャット形式AIを活用するスタイルと比べて、プラスとマイナスの両面があったため、使い分けが重要そうです。
次回は続編として、ノウハウ共有のために、そういった点について記事にまとめてご紹介したいと思っています。お楽しみに!
(当初は今回の記事に含める予定だったのですが、長くなり過ぎたため2回に分割しました。)