ここでは、RINPn のスクリプト機能の応用として、関数や変数を定義し、それを通常の電卓の計算時に活用してみましょう!
スクリプトは、単体で実行するためだけでなく、 計算式や別スクリプト内で使用するための関数や変数を、定義して提供するためにも役立ちます。 そのような目的のスクリプトの事を、 RINPn および Vnano では「 ライブラリ スクリプト 」と呼びます。
例えば、RINPn の「 lib 」フォルダ内にある「 ExampleLibrary.vnano 」は、 ライブラリスクリプトのサンプルで、標準で読み込まれるようになっています。 その記述内容は以下の通りです:
上記の「 ExampleLibrary.vnano 」内で定義されている変数「 libvar 」や関数「 libfun(x) 」は、 例えば ステップ 1 で扱った、電卓に入力する計算式の中で、 以下の例のように使用できます:
同様に、ステップ 2 でコマンドライン引数に指定している計算式の中や、 ステップ 3 でのスクリプト内でも使用できます。
必要に応じて、別の新しいライブラリ スクリプトのファイルを作成し、その中で変数や関数を定義する事もできます。
新しいライブラリ スクリプト ファイルを作成した際は、 そのファイルを RINPn の「 lib 」フォルダ内(またはその子孫階層のフォルダ内)に置き、 そのファイルパスを、「 lib 」フォルダ直下にあるテキストファイル「 VnanoLibraryList.txt 」内に記載(追記)してください。 そうすると、そのライブラリ スクリプトが読み込まれるようになります。