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はじめに

ユーザーガイドの最初の一歩として、まずはリニアングラフ3Dがどんなソフトなのかを見ていきましょう!

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リニアングラフ3Dとは

リニアングラフ3D(RINEARN Graph 3D)は、データ解析・可視化用途に適した、3次元のグラフ描画ソフトです。 日本のソフトウェア開発スタジオ「RINEARN」が開発し・公開しており、公式サイトからいつでもダウンロードできます。

リニアングラフ3D 日本語版 公式サイト:
https://www.rinearn.com/ja-jp/graph3d/
リニアングラフ3D 英語版 公式サイト:
https://www.rinearn.com/en-us/graph3d/

リニアングラフ3Dでは、日本語と英語に対応しており、ユーザーガイド等のドキュメント類も、日本語版と英語版が提供されています。 これらも、上記の公式サイトでいつでも読む事ができます。

誰でも無料で使える!

リニアングラフ3Dは、商用・非商用利用を問わず、誰でも無料で使えます。 ライセンスも、緩和方向の改訂を繰り返しており、現在は自作のプログラムやデータ等と一緒に再配布できるなど、かなり自由な内容になっています。 次期版の Ver.6 からは、さらに緩いオープンソースライセンス(MITライセンス)になる事が決まっています。

動作環境

リニアングラフ3Dは、全てJava™言語で開発されているため、主要なPC用オペレーティングシステム(OS)上で使用できます。

公式には、Microsoft® Windows® と Ubuntu (Linuxの一種) で動作検証を行っています。特に Windows 上では、USBメモリーなどに入れて持ち運び、インストール不要で使用する事もできます。

それ以外のOSでも、公式には検証対象外ですが、Javaの実行環境さえ導入可能なら、リニアングラフ3Dを動かせる場合が多いです。

こんな用途に便利!

以下に、リニアングラフ3Dの、よくある便利な使い方をご紹介しましょう!

3次元の座標値を記載したデータファイルを、3Dグラフにプロット

リニアングラフ3Dはもともと、「3次元の座標値が記載されたデータファイル」を3Dグラフ化するために開発されました。 そのようなファイルは、データ解析や数値計算プログラミングなどでよく登場します。 現在も、このような用途は開発時にかなり重視されており、便利に使えます。

表計算ソフト上のデータを3Dグラフ化

もう一つ、現在では使われる事が多い用途が、表計算ソフト上のデータのグラフ化です。 表計算ソフト上で、データ領域をコピーし、グラフ画面上で「貼り付け」を行う事で、簡単に3Dグラフを描画できます。

数式の3Dグラフ化

一般には、3Dグラフというと、数式のグラフを思い浮かべる方が多いかもしれません。 もちろんリニアングラフ3Dでも、数式のグラフを描画できます。時間に依存する数式のグラフを、3Dアニメーションで描く事も可能です。

プログラムで制御して3Dグラフを描く(API機能)

Java言語やVCSSLなどで記述したプログラムから、リニアングラフ3Dを制御する事もできます(API機能)。 これにより、複雑な手続き処理を自動化したり、配列データを直接渡してリアルタイムに可視化するなどの、高度な使い方ができます。

その気になれば、3D描画エンジンを直接制御して、空間に点/線/面などを自由に描いていく事もできます。そのため、単なるグラフソフトの枠を超えて、より幅広い用途にも応用できます。 例えば、自作アプリ内にリニアングラフ3Dを組み込み、3D形状の簡易表示画面として使う、といた事も可能です。

リニアングラフ3Dの歴史と今後

リニアングラフ3Dは、2007年、現在のRINEARN代表がまだ大学生だった頃に、趣味を兼ねて開発したオンラインツール(物理館グラフ3D)が発端になっています。 ちょうど当時、3D描画をかじっていた事と、大学の授業で3Dグラフに初めて触れた刺激などが重なって、勢いで自作してみた、という具合でした。

このあたりの経緯は、Vectorソフトニュース様の ソフト作者からひとこと でも書かせていただきました。 その内容の通り、当時 Windows 上で数値計算プログラミングを行うには、グラフなどの基盤ツールが不足気味で困るという時代背景もありました。 実際、当初は、リニアングラフの一番のユーザーは作者自身でした。

その後、幾度かの大きなバージョンアップや名称変更を経て、かれこれ15年以上に渡って開発が続いています。

最初はじわじわとした地味な普及でしたが、2010年の Ver.5 以降からユーザーが増え、日本では知っている人がそこそこ居る3Dグラフソフトになりました(感謝です!)。 最近では、英語圏のユーザーも増加してきているため、より英語圏を考慮した取り組みも推進しています。

リニアングラフ3Dの、現在の最新リリース版は、Ver.5.6.x です。 一方で、次期メジャーバージョンである Ver.6 も、既に開発がスタートしています。 Ver.6 は、より幅広い分野で、気兼ねなく自由に使えるようにするために、オープンソースのソフトウェアになる事が決まっています。 まだ完成と移行には数年かかる見通しですが、リニアングラフ3Dとしては、今後に繋がる大きな一歩になる予定です。

リニアングラフ3Dのアップデートや、次期版の開発状況などの最新情報は、RINEARN公式サイトの「お知らせ」コーナーにて随時お知らせしてます:

RINEARN お知らせコーナー:
https://www.rinearn.com/ja-jp/info/news/

ぜひチェックしてみてくださいね!



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