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2019/10/09

リニアングラフ3DのVCSSL用APIにカメラ制御関数を追加、回転アニメーションツールも同梱

RINEARNでは10月9日に、各ソフトウェアの最新版をリリースしました。ソフトの一覧は以下の通りです:

今回のリリースでは、Java® 開発環境の OpenJDK 13 がリリースされた事に合わせて、 各ソフトウェアも OpenJDK 13 でビルドされたものになっています。

それに加えて、VCSSLとリニアングラフ3Dに細かい機能追加を行いました。 今回はその内容をピックアップしてお知らせします。

VCSSLの Graph3D APIライブラリにカメラ制御用の関数を追加

VCSSLでは初期より、3Dグラフを扱うためのGraph3D APIライブラリを標準でサポートしています。 同ライブラリでは、3Dグラフソフトとしてリニアングラフ3Dを用いています。 従って同ライブラリは、実質的にはリニアングラフ3Dをスクリプトで制御するためのものです。

リニアングラフ3Dは Ver.5.6 以降、VCSSLだけでなくJava言語での制御も可能となっています。 ただ、開発順序の影響で、後発のJava言語からの制御ではサポートしているのに、VCSSLからの制御ではまだサポートできていない設定・操作などが、 まだ現状ではいくつか存在しています。

カメラ関連の操作もその一つで、Java言語のプログラムからは直接操作できるのに、VCSSLから直接操作するための関数はこれまで存在せず、 設定ファイルなどを作成して読み込ませる等の、遠回りな方法を取る必要がありました。 そこで今回のアップデートでは以下の通り、カメラ関連の操作を行う関数群が利用可能になりました:

引数などの詳細については、上記のリンク先の関数仕様をご参照ください。

リニアングラフ3Dに、グラフを回転させるアニメーションツールを同梱

上の節でも触れましたが、VCSSLの3Dグラフ描画機能にはリニアングラフ3Dを用いているため、逆にリニアングラフ3DにとってはVCSSLが、ソフトをスクリプト制御するための機能としての役割を担っています。 そのためリニアングラフ3Dは、VCSSLで書かれたスクリプトの実行機能を標準でサポートしています。 具体的には、メニューバーの「 プログラム 」メニューからスクリプトを選択して実行できます。

そのため、リニアングラフ3Dのいくつかの機能はVCSSLで実装されています。 具体的には、数式プロットや連番ファイルのアニメーション ( » 機能追加時のお知らせ記事 ) などを行うツールがVCSSL製で、メニューバーの「 プログラム 」メニューで標準で開かれるフォルダ内に同梱されています。

そして本日公開のリニアングラフ3Dの最新版から、 新たにグラフをゆっくりと回転アニメーションさせるツール「 回転アニメーション.vcssl 」が同梱されるようになりました。

実際に「プログラム」メニューから回転アニメーションを選択する様子

このツールは、先の節でご紹介した、VCSSLのGraph3Dライブラリで追加されたカメラ制御関数を用いて、 カメラアングルを小刻みに変化させる事でアニメーションさせています。 それぞれの角度のグラフは、連番の画像ファイルとして保存する事も可能です。 保存した連番の画像ファイルは、 例えば「 GIMP 」などの画像処理ソフトでGIFアニメーションに変換 できます。 また、他にも色々なソフトで、その他の動画形式にも変換できます。 以下は、実際にGIFアニメーションを作成してみたものです:

実際に作成したサンプルアニメーション
※ Web掲載につき、データサイズの事情で画質はだいぶ落としています。
また、目盛りは一緒に回転するとやや邪魔なので非表示にしていますが、表示もできます。

なおこのツールは、VCSSL公式サイトのコードアーカイブにおいて、本日より単体でも公開しています。 操作方法などについては、そちらをご参照ください:

以上、今回は各ソフトウェアのアップデート情報についてお知らせしました。 調整レベルの細かいアップデートの場合は特にお知らせでピックアップしないような場合もありますが、 今回のようなアップデートについては、今後もこのコーナーでお知らせしていきます!

追伸: VCSSLでの3Dグラフのカメラ制御や、リニアングラフ3Dの回転アニメーション機能については、これまでも幾度かご要望を頂いていたのですが、スケジュール等の都合でずっと先延ばしになってしまっていました。 今回のタイミングでサポートとなったのも、実は都合の良い時期にご要望を頂いた事によるものなのですが、その際、試作版での動作や使用のご報告等の貴重なフィードバックを頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。


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