RINEARN Graph 2D
リニアングラフ2D は、数値計算プログラムや表計算ソフトなどで作成されたファイルから、2次元の散布図・折れ線グラフをプロットできる、 各種OS対応・インストール不要・無料のシンプルな2Dグラフソフトです。
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PC用の各種OS上で利用可能 !
リニアングラフ2D は Java® 言語製のグラフソフトで、Microsoft® Windows® や Linux など、 各種のPC用OS(スマホは未対応)の上で利用できます。 インストール不要で使えるため、常用グラフソフトとしての利用はもちろん、 USBメモリーに入れて持ち運んで利用する事もできます。
Windows をご使用の場合は、ダウンロード・展開したフォルダ内の 「 RinearnGraph2D_*.*.*.bat (バッチファイル、* はバージョン番号) 」をダブルクリックすると起動します。 初回には、必要なJava実行環境(JRE)の自動取得を行えます(PCにインストールはされません)。 Linux 等、その他のOSをご使用の場合は、コマンドライン端末で java -jar コマンドを使用して「 RinearnGraph2D.jar 」を実行すると起動します。
※ どちらの場合でも、 ダウンロード・展開した中の「 bin 」フォルダのパスを環境変数「 Path (または PATH) 」に登録しておくと、 コマンドライン端末上で ring2d コマンドで利用可能になります。
表計算ソフトからも簡単グラフ作成!
リニアングラフ2Dでは、もちろんファイルからデータを読み込む事もできますが、Microsoft® Excel® などの表計算ソフト上のデータも簡単にグラフ化できます!
具体的には、リニアングラフ2Dをダウンロードして起動した状態で、 表計算ソフト上でデータを選択・コピーし、グラフ画面上で右クリックして「 データの貼り付け 」を行うだけで、グラフが描画されます。
データの記述方式などは座標値ファイル書式の解説をご参照下さい。 データをテキストファイルに保存した場合は、グラフ画面上部の「 ファイル 」メニューから開いて読み込む事ができます。
「 普段使い 」 重視の簡単操作 !
リニアングラフ2Dは、高度な図を作成するための多機能グラフソフトよりもむしろ、 軽快で手軽に扱える事を重視した、「普段使い」のためのシンプルなプロットツールを目指しています。 メニューバーとマウス操作中心の、簡単操作のユーザーインターフェースを採用!
マウス操作では、左ドラッグでプロット範囲をそのまま上下左右に移動する事もできます。 また、右ドラッグではプロット範囲の任意選択も可能で、ホイールスクロールで拡大・縮小も直感的に行えます。
なお、これらのインターフェースは、3次元グラフ版のリニアングラフ3Dと共通設計のため、 そちらをすでにご利用の方は、このソフトも違和感なく扱えます。
アニメーションも簡単 !
リニアングラフ2Dは、兄弟ソフトのリニアングラフ3Dと同様に、アニメーション機能をサポートしています。 複数系列のグラフデータを時系列と見なしてアニメーション描画するモードや、 座標点の番号を追跡しながら少しずつ描画していくモードなどが利用できます。
単一ファイル内のデータのアニメーションは、普通にデータファイルを開いた状態で、 メニューバーから「 ツール 」>「 アニメーション 」メニューを選ぶだけで、とても簡単に行えます。
また、連番の名前を付けた複数のデータファイルを、連続的に読み込み&描画しながらアニメーション描画するツールも、 「 プログラム 」メニューから使用できます。連番の画像ファイルの保存にも対応!
なお、このツールは、リニアングラフが標準サポートしているスクリプト言語VCSSL製で、 下記から単体で入手・使用する事もできます:
連番ファイルから2Dグラフをアニメーション描画するツール | |
フォルダ内の連番データファイルを読み込み、2Dグラフを高速で連続描画して、アニメーションさせるツールです。グラフを連番の画像ファイルに保存する事もできます。 |
数式プロットツールも標準搭載 !
リニアングラフ2Dでは、様々な形の数式からグラフを描くツールも標準で付属しています。
数式プロットツールはリニアングラフが標準サポートしているスクリプト言語VCSSL製で、 下記から単体で入手・使用する事もできます:
y = f (x) の形の数式を2Dグラフとして描画するツール | |
y = f (x) の形の数式を入力すると、それを2次元のグラフに描いてくれる簡易ツールです。 | |
y = f (x,t) の形の数式を2Dグラフとしてアニメーション描画するツール | |
y = f (x,t) の形の数式を入力すると、t を時間と見なして、2次元のグラフをアニメーション描画してくれるツールです。 | |
t を媒介変数とする x(t), y(t) の数式を2Dグラフに描画し、アニメーションもできるツール | |
x(t), y(t) の形の数式を入力すると、t を媒介変数として2次元のグラフに描画し、 アニメーションもできるツールです。 |
リニアングラフ2Dの上では、上記のツールを「 プログラム 」メニューの「 数式プロット 」フォルダから、それぞれ「 y(x) 」「 y(x,t) 」「 x(t),y(t) 」を選ぶだけで、すぐに使用できます。
プログラムからの制御や描画も可能!
リニアングラフ2Dは、Java言語やスクリプト言語VCSSLで記述されたプログラムから制御し、グラフ描画ライブラリとして使う事もできます。
「ファイルからデータを読み込んでグラフを描き、画像を保存」などの作業を自動化する用途はもちろん、 リニアングラフ2Dをデータ表示用の部品として用いて、色々なソフトウェア / アプリを自作する事もできます。
特にVCSSLは、リニアングラフの自動処理スクリプト機能として標準サポート扱いなので、 開発・実行環境を何も用意しなくても、 リニアングラフ2Dの「 プログラム 」メニューからプログラムを実行する事ができます(簡易利用版では非対応)。
VCSSLの公式サイトでは以下の通り、リニアングラフ2Dを制御する豊富なサンプルコードも揃っています:
ファイルを2Dグラフにプロットする | |
座標値ファイルの内容を、2次元グラフにプロットするサンプルプログラムです。 | |
配列を2Dグラフにプロットする | |
座標値配列の内容を、2次元グラフにプロットするサンプルプログラムです。 | |
配列を2Dグラフにアニメーションプロットする | |
座標値配列の内容を、2次元グラフに連続でプロットし、アニメーションさせるサンプルプログラムです。 |
さらに応用として、リニアングラフ2Dを表示部に用いた、アプリ的なVCSSLのコードも公開しています:
正弦波のアニメーション表示 | |
振幅・波長・周期をスライダ―で操作しながら、正弦波のグラフをアニメーションで見られるプログラムです。 | |
波の干渉(線上の正弦波)のアニメーション表示 | |
線上(1次元の)の正弦波が干渉する様子を、パラメータを操作しながらアニメーションで見られるプログラムです。 | |
力学アルゴリズムによる波のシミュレーション(線上の波) | |
媒質をバネと格子点で近似し、力学的なアルゴリズムで動かす事による、1次元波のシミュレーションです。 | |
手動で波を発生させるシミュレーション | |
スライダーをマウスで動かす事により、波を発生させるシミュレーションです。 |
壁紙機能
グラフの背景に画像を表示する「 壁紙機能 」も利用できます。 領域の説明を添える画像を表示したり、作業時の気分転換などにも便利です。
使い方も簡単で、リニアングラフ2Dのフォルダ直下に 「RinearnGraph2DScreen」という名前のJPEG形式画像ファイル(拡張子は .jpg)を入れておくだけで、 起動時に壁紙として読み込まれて表示されます。
さあ、あなたも
最新版リニアングラフ2Dのダウンロード
リニアングラフ2Dは、どなたでも無料でご利用いただけます。
Windows をご使用の場合は、ダウンロードしたZIPファイルを右クリックメニューから展開し、
中の「 RinearnGraph2D.bat (バッチファイル) 」をダブルクリックするだけで、どこでもすぐに利用できます。
» 詳細な手順や、他のOSをご使用の場合などはこちら
» エラー等でうまく起動できない場合(ZIPファイルの展開失敗含む)はこちら
» 過去バージョンのダウンロードはこちら
※ 過去バージョンは既に開発・メンテナンスが完全に終了している事にご注意ください。特に理由が無ければ、最新版がおすすめです。
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